DualSense が勝手にキャラクターを歩かせる―― いわゆる “ドリフト”。新品を買う前に、自分の手で直してみた備忘録です。道具さえ揃えれば意外とイケるので、同じ症状で悩んでいる人の参考になればうれしいです。
症状
- 左アナログスティックが 1 年ほど前から勝手に左上へ入力される。
- DEATH STRANDING 2 では荷物が傾くし、Stellar Blade でも視点がブレてプレイに集中できない。
- ペアリングし直しやファーム更新では改善せず。
新品を買えば 7,000〜8,000 円。ただ、真空管アンプ製作でハンダ付けを練習していたので「いけるかも?」とチャレンジすることに。
用意したもの
道具 | 用途 | メモ |
---|---|---|
goot TP‑100 電動ハンダ吸取器 | スティックセンサの基板からハンダ除去 | 手動ポンプより段違いに楽。ただし吸い残しに注意 |
** ハンダごて** | 追加ハンダ & リワーク | 細めの 0.6 mm スズ 60/40 を使用 |
無水イソプロピルアルコール (IPA) | 接点の洗浄 | 綿棒でこすると真っ黒… 汚れの元凶でした |
DeoxIT F5 | 導電性プラスチック用潤滑・保護 | 可変抵抗やフェーダー向け |
精密ドライバー、ピンセット、ニッパー | 分解・部品取り外し | ニッパーは後述のトラブル救済にも活躍 |
💡 費用感
- TP‑100:実売 15,000 円前後
- IPA:1,000 円弱
- DeoxIT F5:各 2,000 円程度
- 使い回し出来るので長期的にはおトク。

分解手順 (ざっくり)
- 背面のネジ 4 本を外し、シェルを開ける
バッテリーとフレックスケーブルを慎重に抜く。 - メイン基板を取り外す
トリガーユニットを傷つけないように注意。 - アナログスティックセンサ (黄色いモジュール) を外す
- TP‑100 でスルーホールのハンダを吸い取る。
- 吸い残しがあると抜けないので、加熱 → 吸引を数回繰り返す。
- センサ内部をクリーニング
IPA を綿棒に染み込ませて抵抗パターンと wiper を清掃。 - F5 を極少量塗布
塗り過ぎは逆効果。軽く “シュッ” して綿棒で伸ばす程度。 - 逆順で組み立て
はめ込みが固い場合は無理せず角度を確認。

しくじりポイント
- 吸い切れなかったハンダでセンサが抜けない
焦ってピンセットをこじる → パッドを剥がすリスク大。 - TP‑100 のノズルが滑ってアナログスティック黒いところ
やらかしましたが、ニッパーで溶けたバリを整形してリカバリ。
動作確認
- Gamepad Tester (ブラウザ) で XY 値をチェック。
→ 中央値が ±2 程度で安定すれば OK。 - DEATH STRANDING 2 を起動して実地テスト。
→ 荷物が勝手に傾かず快適に歩ける!
:::image-placeholder INSERT_IMG_3 テスター画面のキャプチャ:::
まとめ & 感想
- 清掃だけでドリフトは 完全に解消。部品交換までは不要でした。
- 15,000 円弱の投資で工具もスキルもアップデート。結果的にコスパ◎。
- YouTube と ChatGPT で情報収集できる今、DIY のハードルはどんどん下がっていると実感。
“いい時代だね、なんでも出来ちゃう!”
今後のメンテTips
- F5 は揮発するので、半年〜 1 年に一度 軽く再塗布すると安心。
- 高温多湿を避けて保管。特に夏場は皮脂が酸化しやすいので要注意。
この記事が誰かのチャレンジの背中を押せたら幸いです。