音楽をもっと良い環境で楽しみたいと思い、まず気になったのが「Roon」でした。
音質が良くてUIも洗練されているらしい。色々調べていくうちに「Roon Bridge」という方法を知り、Raspberry Piを使えば自分でも構築できることが分かって、そこから興味が広がっていきました。
その頃、たまたま真空管パワーアンプの自作キットを見かけて、「作ってみたい」という気持ちが湧いてきました。昔から何かをいじるのが好きだったこともあり、オーディオのDIYにも惹かれていきました。
Ian Canadaとの出会い
ChatGPTに相談しながらRoonやネットワークオーディオについて調べていたとき、Ian Canadaというメーカーの名前が出てきました。
FIFOリクロック方式、SYNCモード、超低ジッター…とにかく気になるワードが並んでいて、調べれば調べるほど興味が出てきました。
でも正直、最初に惹かれたのは見た目でした。
むき出しの基板、積み重ねるような構成、真鍮スパイク脚…。オーディオ機器というより、ラボの試作機のような雰囲気があり、「これはかっこいいな」と素直に思いました。
自分で構成を選びながら、手を動かして作っていく。
それでいて音質的にもハイエンドに匹敵する、いやそれ以上のポテンシャルがある。
このバランスに惹かれて、Ian Canadaシステムの導入を決めました。
購入した構成と費用
今回はIan Canadaの公式Shopifyから直接注文しました。注文内容は以下の通りです。
- #94D Flagship FIFO Re-clocked SYNC DAC Kit(Ultracap電源付き):¥102,800
- アクリルカバー(#51A):¥1,400
- スパイク脚(#22B・4個):¥2,000
- スタンドオフ 25mm(#34B):¥800
- スタンドオフ 6mm(#12D・RPi5との間用):¥500
- 送料(エクスプレスポスト・インターナショナル):¥10,600
- 関税:¥4,600 / 通関料:¥200
合計:¥122,900
到着までの流れと印象

注文してから到着までは8日間。
梱包はシンプルでしたが丁寧で、各モジュールは静電気防止袋に入っていて安心感がありました。
送料や関税はそれなりにかかりましたが、意外と簡単に個人輸入できるんだなというのが正直な感想です。
到着した際に、郵便の配達員さんに関税と通関料を支払いましたが、面倒な手続きはなく、スムーズに受け取れました。
まとめ
Ian Canadaとの出会いは、音質を求める中での偶然のような必然だったのかもしれません。
Roon Bridgeを試してみたい、DIYをやってみたい、見た目にもこだわりたい――それらが自然につながっていき、結果としてこの構成にたどり着きました。
次回は「組立編」として、SYNCモードを成立させるための手順や注意点などを詳しくまとめる予定です。
XOの取り外し、ジャンパー設定、MCLK接続、そしてDPLL表示に一喜一憂した記録を残しておこうと思います。
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